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最近の建築では、2階建て以上であってもベランダのない住居が増えてきています。コスト削減や維持管理の負担を軽減するといった意味では、ベランダのない住居は有効な選択肢でもあります。
また、ベランダを設置したものの、実際は色々な理由でほぼ使用しない場合が多いことも影響しているようです。
ベランダの使い道はさまざまですが、よく聞く使い道が物干し台の設置ではないでしょうか。洗濯物や布団を太陽光に当てて干したいと思う方は少なくありません。その場合、ベランダなしで家を建てるとあとあと後悔しやすくなります。
風通しが良く、気温の高い場所で洗濯物や布団を干すことは防カビ効果があると言われています。ただし、太陽光の紫外線による除菌効果は、実際にはあまり期待できないようです。
エアコンを2階以上に設置すると、多くの場合、室外機はベランダに置かれます。では、ベランダがない場合はどうなるかと言えば、室外機は1階に設置されることになります。
1階に室外機を置くと、2階まで距離的に離れているため、送風のためのダクトがどうしても長くなってしまいます。
外側に張り出しているため、実はベランダは1階の日よけや雨よけになっています。ベランダがあるとその効果はあまり感じられないかもしれませんが、実際にベランダがなくなると日光も雨も1階の窓へと直接降り注ぎます。
その場合、ベランダなしの住宅では、1階の窓の上に日よけや雨よけのシェードが必要になることも。
ただしシェードの設置は少し面倒であったり、見栄えが損なわれると思う方もいるかもしれません。シェードにも色々なカラーがありますから、おしゃれに見せることも充分可能です。
そもそもベランダに物干し台を設置しない方は、ベランダなしでも一向に問題ないと考える方が多いのではないでしょうか。
花粉症であったり、アレルギー体質であるなど、大気に潜む花粉や黄砂・PM2.5などをなるべく排除したい方は、ベランダで洗濯物を干すよりもランドリールームがおすすめです。
自宅に洗濯物を干せるだけの充分な広さの庭があれば、ベランダがなくてもあまり問題はありません。
むしろ、1階に水廻りがそろっており、そこに洗濯機もあるのであれば、家事動線的には庭で洗濯物を干すほうが楽になります。
洗濯物に日の光や風をあてたくても、狭小地や住宅密集地のベランダは風通しや日当たりがあまり期待できない場合が多いものです。こうしたケースもランドリールームを室内に設置したほうが良い場合もあります。
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※ラクラス「UA値:0.39」コーワの家「UA値:0.4」ほそ川建設「UA値:0.66」から算出した月間光熱費と削減費になります。
※3社詳細に記載している「月間光熱費」については、2019年1月時点の石川県の「UA値/0.87」「月額光熱費/約20,119円」を基準に、各社のUA値から「平均気温3.8度」「空調設定温度20度」「電気料金の単価55円」で算出したものになります。